魚の調理は釣り上げた瞬間から始まります。1匹の魚を捌くことで、命の大切さ尊さを知り、頂戴する事に感謝して欲しいと願います。魚に合う調理方法を考えアドバイスしながら、一緒に取り組み体験して頂けます。(釣り体験に付随してのオプショナル行程となります。)
生き締め・血抜き
脳天をピックで突き即死させ、旨味の素のATP消費を抑え、暴れの身の痛みも減ります。
心臓が動いているうちに、動脈を切断して海水につけ、腐敗成分の血を排出してしまいます。
ハラワタ抜き
現場から食卓までは長時間の輸送が伴うのが現実です。魚は鮮度と思われがちですが、身の熟成が旨みの増加に繋がる事も近年では知られてきています。現場で無理ない範囲で処理を施す事で、良い状態で次の工程への引き継ぎができます。
魚の捌き
基本の三枚下ろし、ヒラメやカレイの五枚下ろし、丸ごと調理するための簡単な捌き方など、
魚や調理法に合った魚の解体を進めていきます。体の仕組みも学ぶことができます。
お刺身作り
魚種や状況によっては、猛毒や寄生虫などのリスクもあり、正しい処理が求められます。近年は保存性を高め、味付けした「漬け」への加工も人気が高まっています。
干物作り
下ごしらえを終えたら塩水に漬け込み、天日や冷蔵庫で簡単に干物は作れます。その味はより凝縮して保存性も高まり、自ら作り上げた満足感が味わえます。
燻製作り
古代からの知恵、煙で燻すことで独特の風味を付け、保存性も驚くほど高まります。本格的なものから、家庭でも簡単に出来るものまで、素材に合わせて工夫して作ります。
真空保存
酸化を防ぎ冷凍焼けもしなくなるので、真空処理は画期的な現代の保存方法です。近年は安価な機器も出てきているので、今後はご家庭でも主要な調理器具として普及していくでしょう。