2022-08-22
渓魚
19年前、生まれた長男に「渓」と名付けた。2-30代の頃に興味が湧いた海外の僻地を旅してみて、僕の心が求めた原風景は、結局は日本の山岳渓流だった。幼少期にそんな環境で育った訳でなくむしろ憧れ、大人になって頻繁に行くかというとそうでも無い。けれど、何処かにいつも存在してくれている!そんな思いがあれば、何故かヤル気が起きる気がした。
渓流は人の力なんて及んで無いのに、水は流れ沢山の生命が育まれる。荒々しさと繊細さで気候風土は調和し、繁栄を求めるでもなく絶妙なバランスで成り立ち続ける。
そこには選ばれし魚、美しい岩魚の仲間が棲んでいる(オショロコマ)、美しくは無いけど、したたかに力強くも生き続けている(ハナカジカ)。そんな奴らから僕が受け取れるパワーは、いつも計り知れない。
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